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ラジオ紹介、ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル [ラジオ・podcast]

 最近、TBSラジオで土曜日の午後9時30分から日曜午前0時30分までやっている、ライムスターのウィークエンドシャッフルが面白い、この番組ヒップホップグループ、ライムスターの一人宇多丸さんがパーソナリティを務める番組で、特に映画批評コーナーのザ・シネマハスラーが良くて、毎週一本(時には二本)の有名無名問わずに選ばれた映画を番組パーソナリティの宇多丸さんが、評論するコーナーなのですが、どこかいいかと言うと、映画のどこが良くてどこが悪いのか具体的で的確に述べていて、一歩間違うと番組打ち切りになるんじゃないかと思えるほどの。辛口で過激な内容であり、また話術が巧みで、あまり映画に詳しくなくても楽しんで聞ける所です(実際のところ、私は映画館に年に一度いくかいかないかという人ですが楽しく聞いています)。

 

 どれくらい辛口で過激か、例をあげると昨年のワースト映画の「少林少女」は、冒頭で「褒めますよ、ごめんね、期待にこたえられなくて」と述べながら「クライマックスにいくにしたがって腐っていく、(中略)ところが新しい」とか(他にもまあ映画の悪い所について、いろいろと新しいと褒めていたりとか?)、またフジテレビ製作の映画「アマルフィ 女神の報酬」では、さんざん悪いところを指摘した後の最後に「主人公の黒田(織田裕二)が無駄遣いは官僚の特権と述べている、もちろんこれは皮肉で、(中略)つまりこの映画自体がそういうものになっている、つまり言いかえればこういうことです、無駄遣いはテレビ屋の特権です。」と述べていたりして、すごーく過激な内容になっていたりしています。

 しかし批判しているだけかというとそうでもなく、映画のいいところがあったのであるならば、きちんと褒めていて、例えば「私は貝になりたい」では、前提として

  • この作品は過去に3回制作されたリメイクであり。
  • 脚本を書いた橋本忍さんは過去に故黒沢明監督にリメイク前の作品の脚本について「これでは貝になれないのじゃないか」と述べられた。
  • その言葉に悩んだ脚本家の橋本忍さんは悩み、今回作品に初めてオリジナルの脚本に手を加えた。

 
 こういう経緯もあり、過去作品との比較が中心となる評論となったのですが、映画を評論する宇多丸さん曰く、「過去作は決して出来は良くない。」と述べて いて、趣旨としてはたしかにこれでは貝になれない作品ということを述べられていた、それで今回リメイクされたこの作品については、ネタバレになるので詳し く書けないが、趣旨としては脚本として、黒沢明監督の指摘した、脚本は残念ながら治っていないけど、主演のSMAPの中居正広さんの特に終盤の狂気にも思える演技や演出で初めて貝になれる作品になったと述べられていて、「特に終盤の中井正広さんの演技を見るだけのためだけにDVDを買って見直してみたい」と述べられている。

 正直人を選ぶラジオだと思いますが、もし少し興味を持ったのであるのならpod castで配信されていたり、公式ホームページにてここに書いてある作品を始め、他にもさまざまな名作(迷作)についてシネマハスラーと検索して一番初めに来たそのページを見ると過去の評論が聞け、両方とも無料で聞けますのでぜひとも聞いていただきたいなと思います。

pod castを聞く場合日ごろitunesで音楽を聴いている方は、こちらから聞きに行くことができます。


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